■プレー全般
1.プレーの種類にはランニング・プレーとパス・プレーがある。
2.プレーは必ず、攻撃側プレーヤーによる股の下を通すスナップで開始される。
3.ブロックは禁止である。
4.攻撃側プレーヤーは、相手ラッシャーの進路を妨害してはならない。
5.ボールキャリアがフラッグを取られた時に、ボールキャリアの腰があった地点をボールデッドの地点とみなす。
6.ボールキャリアがボールを確保しているときにボールがデッドとなった場合(「ボールがデッドになる時」参照)は、全て腰があった地点をボールデッドの地点とする。タッチダウンの判定もボールキャリアの腰があった地点を基準とする。
7.ノーランニング・ゾーンでプレーが開始される時は、ランニングプレーを使うことは出来ない。
8.ダウン中、アウト・オブ・バウンズに出たプレーヤーは、相手側がボールにタッチするまでボールにタッチすることはできない。
JFFF 2004年度版フラッグフットボール 公式競技規則より



1,2,3は問題ないとして,
4ですが,特にセンターの人などラッシャーの走路を妨害するような動きになってしまう場合があります。
基本的にオフェンスはディフェンスを避ける義務があります。3のようにブロックも禁止ですから。反則を取られない様に気をつけましょう。
5,6は,いろいろ書いてますが要は,判定の基準はすべてボールではなく腰の位置ということです。
7はOKとして,8はよく分かりませんので,確認でき次第お知らせします。


■フォワードパス・バックワードパス・ハンドオフ・トス
9.フォワードパスは、攻撃側スクリメージラインの後方から、1回のプレー中に1度だけ許される。
10.フォワードパスは、スクリメージラインの後方であれば、バックワードパス(ハンドオフ、トス)を受けたプレーヤーも投げることが出来る。
11.フォワードパスを投げたプレーヤー以外の全てのプレーヤーは、攻撃側スクリメージラインを越えた地点で、フォワードパスをキャッチすることが出来る。
12.フォワードパスを投げたプレーヤーは、攻守に関わらず他のプレーヤーのうち誰かがボールにタッチした後なら、ボールをキャッチすることが出来る(自分が投げたボールを自分が最初にキャッチすることが出来ない)。
13.フォワードパス、バックワードパス(ハンドオフ、トス)は、攻撃側スクリメージラインの後方でしか出来ない。
14.バックワードパス(ハンドオフ、トス)は、攻撃側スクリメージラインの後方なら、何回でも行うことが出来る。
15.フォワードパスは、片足以上がフィールドの内側にある時にボールを確保した場合に、成功と見なされる。ジャンプしてパスキャッチをして、ラインをまたいで着地した場合、先に着地した足がインバウンズであれば成功であるが、両足同時着地と判断した場合、不成功とする。
16.足の裏、手のひら以外が地面についた状態でパスをキャッチした場合は、パスは成功とするがキャッチした時点でボールデッドとなる。
17.フラッグが取れているプレーヤーがパスをキャッチした場合、パスは成功としてキャッチした時点でボールデッドとなる。
JFFF 2004年度版フラッグフットボール 公式競技規則より


9-11は,いいよね。
12は,当然のことだけど,
”QBランがだめなら,スクリーメージあたりでトスして自分で受け取ればいいじゃん。”というズルもだめよということ。
13はOKとして,14は書いてるとおり何回でもOKです。
ただし,後に出ますが7秒ルールの対象は全員です。
15は,ジャンプしてキャッチした場合,軸足がフィールド内にあれば,反対の足が出ていても良いということ。
ちょっと勢いあまって片足出てもフィールド内に足が残っていれば慌てることはありません。
16は,転んだ場合はもちろん,膝をついた場合もデッドということです。
17は,途中でフラッグを落としてしまってもプレイヤーとして認められるけどボールを持った時点でデッドです。
バックパスだと下がっちゃうなー。
自陣ゴールエリア内だと自殺点になるかどうかは確認します。


■ボール・キャリー
18.ボールキャリアは、ディフェンダーからのがれるために、ジャンプ、ダイブ、スライディング、スピン(360 度程度のターン)をしてはならない。
19. ボールキャリアは守備側プレーヤーをよける義務がある(意図的に守備側プレーヤーに突進してはならない)。
20.全ての攻撃側プレーヤーはスナップ後7秒以上、スクリメージライン後方でボールを確保していてはいけない。最初にスナップを受けたプレーヤーのみではなく、全てのオフェンスプレーヤーが対象となる。7秒以内に何らかの方法でスクリメージを越えている必要がある。(7秒ルール)。
21.クォーターバックはスナップを受けた後、そのままランナーになることは出来ないが、一度バックワードパス(ハンドオフ、トス)をした後は、スクリメージラインを越えた地点でフォワードパスを受けたり、スクリメージラインの手前でバックワードパスを受けて、ボールキャリアとしてスクリメージラインを越える事が出来る。
JFFF 2004年度版フラッグフットボール 公式競技規則より


18は,分かっていると思いますが,危ないので気をつけましょう。
19は,上の方でも書きましたが,オフェンスの方が避ける義務がありますので,突進しないように。
これが守れないとお互い危険なプレイが続出してしまいます。
審判のときも見逃しがちですが,明らかに正面から向かっていくのは反則です。
20ですが,QBはもちろん7秒以内に誰かにパスしなくてはなりませんが,他の皆さんも7秒以内にスクリーメージラインを越えなくてはなりません。
QBが散々じらして7秒でバックパスというのは反則ということです。
審判は声を出して7秒しっかり数えましょう。
21は,一度誰かに渡してしまえば,QBもパスを受け取ることができるということです。
攻撃の幅が広がるよね。


■モーション
22.モーション出来るプレーヤーは、1プレーにつき1人だけである。モーション開始前に全員が1秒以上静止し、モーションする以外の攻撃側プレーヤーは、プレーの開始(スナップ)の時まで動かずその位置に静止しなければならない。
23.スナップされた時に相手のゴールラインに向ってモーションしていてはならない。
モーションは、プレーの開始と紛らわしい急激な動きを伴ってはならない。
JFFF 2004年度版フラッグフットボール 公式競技規則より


モーションは,今のところ使っていませんが,ディフェンスを混乱させるのには効果的です。
ただし,22,23のように1秒間の静止が必要ですし,急激な動きは禁止です。
ゆっくり立ちポジションを変えるイメージでしょう。

今回は,ここまで,分からないところはコメントへ。